院長プロフィールProfile
院長紹介

はじめまして院長の森洋平です。
当院は、はり専門の鍼灸院です。
はりのみの治療にて26年やっております。
おかげさまで治療した回数も11万人を超え様々な経験を積んできました。
鍼灸は大抵の場合、あちこち行ってもよくならない方が来られる割合が多いです。
病の状態も様々です。
はり治療を行うのと行わないとでは
こんなにも身体に違いがあるんだ
という実感をしていただければ幸いです。
来ていただける患者さんに最大限の結果が出るよう尽力したいと思います。
💠💠💠💠💠💠
鍼との馴れ初めと経験値
なぜ鍼灸師になったのか?はよく聞かれます。
僕の場合、生まれつき視力が弱く大学病院で将来的に失明するかもと診断されたことです。
そのため幼少期から親に「マッサージ師良いよ」と言われ続けていました。
親が通っていたマッサージ屋が片目が見えない人で鍼灸師でもありました。
その影響もあって、将来は失明して田舎でひっそりと鍼灸マッサージ師の職業をやるんだろうなと思いながら育ちました。
高校時には斜視の手術もしました。
高校卒業後、鍼灸師の資格を取るために、当時唯一の大学であった明治鍼灸大学【現:明治国際医療大学】に入り、その大学は附属病院も併設しています。3年時に病院実習があるのですが、眼科の研修で、担当医に興味を持たれ時間外で、僕の眼を徹底的に調べてくれました。
すると、幼少期の診断は誤診で失明はしないとわかり、さらに4年時の眼の周囲への鍼治療の実習にて
明らかに眼が良くなったのを体感しました。もっとよくなるんじゃないと思い、自分で鍼を続け、今まで眼鏡を矯正しても0.2と0.3だった視力が両目で0.5まで上がりました。
夢が広がり原付の免許を取りに行ったことが人生が広がった感じがして嬉しい思い出です。
さすがに自動車の免許の0.7は無理でした。
さて、何も知らない鍼灸の世界に飛び込み、どうやって鍼がうまくなるのか?を考え続けました。
鍼灸は2000年の経験医学、歴代の医家の学説を学びそれを実践しモノにしていく医学であることがわかりました。
腕を磨くには、実践を積んだ先生に教わるしかありません。弟子入りが一番ですが、高明な先生の鞄持ちもするため運転免許が必要なので断念。
そこで思い出したのが、大学に入る前に「鍼灸に関する本を3冊読む」という課題で初めて読んだ本が『はりバカ診療記』でした。著者の貴戸先生は目が不自由で鍼灸師になり小倉で開業するも泣かず飛ばずで、その後、東京の小里先生の月1研修をすることで、みるみる鍼灸院が繁盛していくという本でした。
真似してこのキャリア戦略を目指そうということで大学3年で鍼灸の資格をとった後は、いろんな人を無料でひたすら治療しました。この奮闘記は割愛しますが、この時期の経験が後々活かされました。
大学卒業と同時に地元で開業し、研修先を探しました。
運よく開業した矢先に、当時所属していた北辰会の代表である藤本蓮風先生の研修先に空きが出たのを知りすぐ応募、開業と同時に月曜の夜2時間の研修が始まりました。当時はお金もなくドンコ(普通電車)で奈良まで往復5時間の旅、最終的には、コロナ前まで20年、また蓮風先生の治療もお金を払って18年受け、自分の身体の変化を研究し続けました。
藤本蓮風先生は江戸時代から続く鍼灸師の家系で14代目、町工場の次男であったポッと出の僕と違い、たった2時間の研修中に40人ほど1人で治療するという凄まじさでありました。
研修でみた治療を自分の鍼灸院で応用するという日々が続き、このキャリア戦略は当たり、雪の中でも台風の中でも患者が来なかった日はありません。
開業2年後には、勉強会に参加するのと奈良に研修に行きやすくするため、京都に分院を作りました。
長浜に京都に研修に勉強会と休みなく働き、様々な患者さんの病に対峙してきました。
医療と関係ない一般人の僕がなぜ若くして多くの患者さんをみさせて頂くことができたのか?
1つは開業当初は1人2000円で通いやすい金額設定し、通ってくれる患者さんの経過が追いやすかったこと。
1つは場所は不便だけど家賃が0円だったこと。
1つは同時に複数人治療できる北辰会方式治療を選んだこと。
1つは先天性の目の悪さで、目に頼らない日常生活を送っていたため手の感覚が良かったこと
もちろん開業前に中国研修、開業してから鍼灸の本も年間50万円は使ってました。
いくつもの要因のおかげです。
開業しながらも、鍼灸の教員免許取ったり大学院行ったり、専門学校、大学の講師をしたりと長々しくなるので割愛しますが、26年の臨床の中で、田舎で11万人の患者さんを治療してきたキャリアが財産となりました。
今は、患者さんごとに治療のやり方を変え最善な治療を模索しています。
まだまだキャリアは続くので更新していきます。
院長のinstagram
youtube りゅうずくん鍼灸チャンネル
◆鍼灸の教育系YouTubeのチャンネルやっています。◆
◆チャンネルは↑こちら◆
経歴
1995年 |
滋賀県立虎姫高等学校卒業 |
1998年 |
国家資格 はり師・きゅう師取得 |
1999年 |
明治鍼灸大学 鍼灸科卒業
(現・明治国際医療大学)
|
1999年5月6日 |
滋賀県長浜市にて森洋平鍼灸院開院 |
2001年 |
京都市右京区に分院「スポーツクラブ内鍼灸院」開院 2003年移転2008年閉院 |
2007年 |
明治東洋医学院教員養成科卒業 |
2013年 |
明治国際医療大学大学院鍼灸学研究科修士課程(通信教育課程)卒業 |
職歴
2007年 ~2008年 |
京都衛生学園専門学校専任教員 |
2009年 |
統合メディカル専門学校非常勤講師 |
2010年 ~2015年 |
関西医療学園専門学校 非常勤講師 |
2012年 ~2022年 |
常葉大学(浜松大学) 健康プロデュース学部 鍼灸学科 非常勤講師
|
2016年 ~2020年6月 |
(株)いっしん メディカルアドバイザー / 取締役 |
2020年7月 ~現在 |
合同会社 リうズ医療器 CEO |
著書
2011年6月 |

共著
『日本鍼灸の診断学』 (メディカルユーコン)
|
2011年12月 |

DVD『蓮風鍼法・毫鍼術入門』 監修(現在廃盤)
|
2012年9月 |

DVD『蓮風鍼法・打鍼術入門』 監修(現在廃盤) |
発表論文・執筆
論文 |
●総説論文 近年の日本における鍼灸流派に関わる研究の趨勢 【東方医学29(4)2014年】
●原著論文 商業誌『医道の日本』における日本鍼灸流派の調査研究 【伝統鍼灸 第40巻2号 P185-196 2014年】
●原著論文 商業誌『医道の日本』における日本鍼灸流派の調査研究 【伝統鍼灸 第40巻2号 P185-196 2014年】
|
症例 報告 |
●「北辰会方式による無月経の治験例」 【日本伝統鍼灸学会雑誌33巻2号(60号)P96-99、2007.5.10】
●「北辰会方式による無月経の治験例」 【日本伝統鍼灸学会雑誌33巻2号(60号)P96-99、2007.5.10】
●「少数穴による治験例集(北辰会方式)滑肉門での腰痛治験例」 【医道の日本第766号P88-92 2007、7月号】
|
執筆 |
●シンポジウム 「伝統医学の鍼灸臨床~一定水準の高さを目指して~」【日本伝統鍼灸学会雑誌36巻3号(67号)p64-74 、日本伝統鍼灸学会 2010年】
●奥村裕一、他共著 「蓮風鍼術の真髄」【鍼灸OSAKA Vol.100,101、2011】
●「五行論の配穴原理と舎岩鍼法(その1)」【東洋医学鍼灸ジャーナル 28, 84-89, 2012/09/00】
●「五行論の配穴原理と舎岩鍼法(その2)」【東洋医学鍼灸ジャーナル 29, 90-98, 2012/11/00】
|
発表 講演 抄録 |
●内田公人共著 伝統医学としての鍼灸医学像を求めて~実践から理論フィードバック運動における臨床の中で~【たには学術大会抄録集 2000.10.22】
●北辰会方式による難病治療 第46回 愛知・岐阜・三重 三県合同研修会 2012.9.8
|
学位 論文
|
●「日本の鍼灸学会誌から見た鍼灸流派に関する調査(研究)」
|
所属団体・活動
|
一般社団法人 滋賀県鍼灸師会 副会長 兼 学術部長
|