Ⅰ.鍼を使用します。
1)毫鍼

主に使用する鍼は「毫鍼(ごうしん)」と呼ばれ、日本製のディスポーザブル(エチレンオキサイドガス滅菌済み 使い捨て鍼)鍼で、長さ・太さは、患者さん一人一人に適切な施術」をするために様々ですが、極端に太い鍼・細い鍼は使用致しません。また、注射針の様な形状の鍼とは全く異なります。他、刺さない鍼もあり、患者さんの体質に合わせた施術を行います。
2)打鍼
日本古来の鍼灸の流派である夢分流(むぶんりゅう)という腹部打鍼法は、(社)北辰会代表である藤本蓮風先生が現代人に応用した施術法です。先の丸い刺さらない鍼を腹部に当て、その鍼の頭を木槌でコンコンと叩くように打っていきます。皮膚に刺さない為に小児や妊婦さん、また過敏な方を治療する場合とても有効な方法です。
3)古代鍼
接触鍼の一種で、皮膚に刺さず、軽く当てるだけの鍼です。特に乳幼児や刺激に対し過敏な方の施術に使用します。
4)お灸
主に米粒の半分くらいの大きさの艾(もぐさ)を使用します。
直接肌に置き燃やし切るやり方や肌から一定の距離を置いて行うやり方等があり、患者さんの体質により使い分けます。
Ⅱ.伝統医学をベースにしています

 伝統医学では人間は主に「気・血・津液(水のこと)」で構成されているとされ、これらが不足したり停滞したりするために病気は発生します。鍼灸治療はこの不足や停滞をとることで、全体のバランスを調整することを目的とし、結果として症状が改善に向かいます。  不足や停滞になる原因や仕組みは人によって異なるため伝統医学における治療は『オーダーメイド治療』とも言われています。
Ⅲ.体質に合わせてツボを選びます
 ツボと言われているものは、専門用語で経穴といい、経穴は診断する場所と同時に施術する場所でもあります。  経穴への刺激は専門家の知識と経験によって初めて効果が得られるもので、一般の方が刺激すると、場合によっては危険なことさえあります。経穴は個人によって微妙に違いますので、たんに本に書いてある場所を押しても意味がありません。